就活で最初に直面するのが「履歴書」や「エントリーシート(ES)」。
「何を書けばいいの?」「空欄が多くても大丈夫?」と悩む学生は多いと思います。
採用担当として多くの新卒応募書類を見てきた経験から、書き方のポイントとよくあるNG例をお伝えします。
① 履歴書とエントリーシートの違い
- 履歴書:基本情報・学歴・資格・志望動機・自己PRなどを記載
- エントリーシート(ES):企業独自の設問に答える。人柄や考え方を知るためのもの
👉 履歴書は「どんな人か」を知るための基礎資料、ESは「どう考えているか・どう働きたいか」を知るものと考えるとわかりやすいです。
② フォーマット選び
- 経歴が少ない人 → 空欄が目立たないよう、自己PR欄が広いフォーマットを選ぶ
- 活動が豊富な人 → 職歴・活動実績を多めに書けるフォーマットが向いている
👉 大事なのは「自分の強みをアピールできるフォーマット」を選ぶことです。
③ 書き方のポイント
- 志望動機:企業の事業や理念と、自分の経験をつなげる
- 自己PR:部活・アルバイト・ゼミなど具体的なエピソードを交える
- 字は丁寧に:きれいじゃなくても「丁寧さ」が大切。手書きは熱意が伝わる
- 写真:証明写真を利用(スマホ自撮りやスナップはNG)
④ よくあるNG例
- 空欄が多い履歴書 → 「やる気あるのかな?」と思われる
- 長所・短所がありきたり → 「協調性があります」「粘り強いです」だけでは弱い
- 志望動機が曖昧 → 「安定しているから」「成長している業界だから」だと他社でも通じてしまう
- 誤字脱字・修正液の使用 → 「準備不足」と判断されやすい
⑤ 他社と同じ内容はすぐ分かる
採用担当として応募書類を見ていると、**「これ他の会社にも同じ内容で出してるな」**とすぐに分かります。
エントリーシートではそこまで深い企業研究は不要ですが、**「自分がその企業で何をしたいか」「どんな力を活かせるか」**を一言でも入れると印象が変わります。
⑥ 業界と企業の違いを意識する
よくあるのが「業界全体を志望する理由」で終わってしまうパターン。
- 「食品業界に興味があります」
- 「IT業界で成長したいです」
👉 採用担当の本音としては「それなら他の会社でもいいのでは?」と感じます。
その企業だからこそ志望する理由を伝えるのがポイントです。
- 企業理念に共感した
- 特定の商品・サービスに惹かれた
- 社員の雰囲気や制度が自分に合うと思った
採用担当からの本音
- 完璧な志望動機よりも「自分の言葉で書かれているか」を重視しています
- 内容そのものより「どれだけ丁寧に準備したか」が伝わるかが大切
- 写真・字・提出期限、この3つが守れているだけでもプラス評価
まとめ
履歴書やエントリーシートは「正解を書く」ものではなく、「自分を伝える」ものです。
- 自分に合ったフォーマットを選ぶ
- 志望動機は企業とのつながりを意識
- 他社にも使い回せる内容ではなく、その会社だからこその理由を一言入れる
まずは一度書いてみて、ブラッシュアップしていくことが成功への近道です。
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