転職活動の第一関門は「書類選考」です。
履歴書や職務経歴書は、面接に進めるかどうかを左右する大切なツール。
採用担当として数多くの応募書類を見てきた中で、
「もったいない!」と感じる履歴書や職務経歴書は少なくありません。
今回はそのあるある例と改善のヒントをお伝えします。
履歴書のあるあると改善法
フォーマットの選び方
履歴書にはいろいろなフォーマットがありますが、自分の状況に合ったものを使うのが大切です。
- 新卒入社→転職2社目くらいで経歴が少ない人が、学歴・経歴欄の多いフォーマットを使うと「空白だらけ」に見えてしまう。
- そういう場合は、志望動機や自己PR欄が広めのフォーマットを選ぶと、自分の考えややりたいことをしっかり書けて好印象。
逆に、職歴が多い人は履歴書よりも職務経歴書でしっかり説明すれば十分です。
書き方の印象
- 空白が多い履歴書 → 「本気度あるのかな?」と疑問に思われがち。
- 字が乱雑・読みにくい → 内容以前に「雑な人?」という印象を与えてしまう。
- 写真がラフすぎる(自撮りやスナップ写真) → 準備不足に見えてしまう。
👉 改善のヒント:
- 最低限の自己紹介・志望動機・関心事はしっかり埋める。
- 字は上手じゃなくても「丁寧さ」が大切。
- 写真は証明写真を使い、清潔感を意識する。
手書きかPCか?
最近は転職サイトに登録すれば、履歴書を自動で作れるサービスも多く便利です。
それを活用するのももちろんOK。
ただ、私は採用担当として「手書きの履歴書が丁寧に書かれている」とポイントを高くしていました。
上手な字かどうかではなく、誠実さ・丁寧さが伝わるかが大切です。
職務経歴書のあるあると改善法
よくあるNG例
- 経歴をただ羅列しているだけ
→ 「何をやってきたか」が伝わらない。 - 盛り込みすぎて全体がぼやける
→ どこが強みなのか見えない。 - 前職の仕事内容をコピー&ペースト
→ 本人の言葉がなく、熱意が伝わらない。
改善のヒント
- 「仕事内容+成果+工夫」をセットで書く(例:売上〇%UPのために〜を工夫)
- 強みを「3つの柱」に絞るとわかりやすい
- 自分の言葉でまとめ直すと誠実さが伝わる
採用担当が見ている3つの視点
履歴書・職務経歴書で私が注目しているのは次の3つです。
- 一貫性:経歴と志望理由がつながっているか
- 具体性:数字やエピソードでイメージできるか
- 誠実さ:盛りすぎず、伝わる工夫があるか
まとめ
履歴書・職務経歴書は「自分を売り込むツール」ではなく、
**「自分を理解してもらうためのツール」**です。
- 履歴書は自分の状況に合ったフォーマットを選び、丁寧に記入する
- 職務経歴書は「事実+成果+工夫」で具体的に
- 大切なのは「一貫性・具体性・誠実さ」
しっかり準備すれば、自信を持って面接に臨めます。
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